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小さなむし歯も治療した方がいいですか? #14

2021年10月2日

皆さん、こんにちは。
鹿児島市皇徳寺台の歯医者 さとう歯科医院の院長 佐藤裕幸です。
いつもご覧いただき、ありがとうございます。

本日のテーマは・・・

小さなむし歯も治療した方がいいですか?

です。

もちろん、むし歯ですから治療した方がいいと考えますよね。

以前は『早期発見、早期治療』とよく言われたものです

しかし、予防という概念が浸透してきた最近では

『早期発見、長期観察』という言葉に変わってきています

その理由は・・・

小さなむし歯を治療する時は、
むし歯の部分を削り取って、無くなった部分を何かの材料で埋めます。

その詰める材料には
保険の治療だと、プラスチック、銀歯があります。

小さいむし歯の場合は、プラスチックを詰めることが多いと思います。

ただ、このプラスチックが曲者で・・・
見た目は白いのですが、
表面がザラザラしていて、小さな穴も開いているため
そこにプラークが入りやすく、変色し易い、劣化し易いという
大きな欠点を持っています。

どんなに完璧に詰めたつもりでも
顕微鏡で拡大して見ると、歯とプラスチックの間に
小さな隙間があったり、段差があったりします

その段差、隙間からむし歯が再発し易いのです

このように、詰め物や被せ物との境目から再び虫歯になることを
『二次う蝕』と言います。

つまり、一度歯を削って治療してしまうと
それ以降は、常に『二次う蝕』との戦いが始まってしまうのです

最初に書いたように、保険のプラスチックの材質は
非常に劣化し易く、摩耗・変色もし易いです。

ほんの小さなむし歯を削って
こんなプラスチックを詰めてしまうというのは
『二次う蝕』のリスクを高めることにもなってしまうのです

最も長持ちするのは、ご自身の歯なのです!!

ごく初期のむし歯なら、削らない方が歯が長持ちする!!
というのも事実です。

だから、当院では3ヶ月ごとにきちんとメンテナンスを
受けている方に限ってですが
ほんの初期のむし歯の場合は、発見したとしても
すぐに治療をせず、定期的に経過を観察しながら
少しでも天然歯を削るのを遅らせようと考えております。

定期検診を受診していない方、あるいは、
お口の中の清掃状態が悪い方については
そのまま放置すると、かなり急激にむし歯が進む可能性があるので
そういう方の場合は、初期のむし歯でも削って詰めることもあります。

むし歯の深さの判断については、見た目だけでは非常に難しいです。
今までは私や歯科衛生士が目で見て判断していました。
勘といえば勘です。
見た目はさほどでもなかったのに、
実際に治療で削ってみたら、かなり深かったりということもありました。

そこで、当院では半年ほど前に
レーザーによるむし歯の深さ診断器を購入し
客観的にむし歯の深さを診断できるようにしました

これにより、レーザーの反射光で
むし歯の正しい進行度がわかるようになりました。
客観的な数字で、進行度合いがわかりますので
削るのか、削らずに経過観察するのかの判断基準が
非常に明確になりました。

できることなら、むし歯は小さなうちに治療した方が
自分の歯や神経などを失う可能性は少なくなります。

が、何でもかんでも削るというのは
今の予防歯科全盛の時代には、合わないように感じます。

少なくとも当院では、初期のむし歯は削らない!!
(定期的に健診やメンテナンスを受けている方に限り)
が当たり前となっています。

 

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