鹿児島市皇徳寺台の歯医者はさとう歯科医院。駐車場完備


電話する

地図

予約・問合せ

メニュー
■■ 2021年1月より木曜日は全日休診とさせて頂きます ■■
木曜日全日休診
※祝日がある週の木曜日は、全日診療いたします。
■■ 口臭外来のお知らせ ■■
R2年12月で口臭治療は終了させていただきます。
R3年1月より口臭専門外来の治療はできませんので、ご了承ください。
なお、リンス剤等の商品の購入をご希望の方は、今まで通り購入できます。
ヘッダーオファー

歯周病の対策はどうしたら良いのでしょうか? #32

2022年6月30日

鹿児島市皇徳寺台の歯医者 さとう歯科医院の院長 佐藤裕幸です。
いつも当院のコラムをお読みいただき、ありがとうございます。

今日のテーマは・・・

歯周病の対策はどうしたら良いのでしょうか?

というテーマです。

 

歯科の中では、『むし歯』と『歯周病』が二大疾患と言われます。

では、歯周病の対策はどうしたら良いのかをお話ししていきます。

歯周病の原因は、何か?

それは『歯周病菌』です

歯周病とは、歯周病菌が歯ぐきや歯を支えている骨の中へ侵入し
それぞれの組織に炎症を引き起こし、
最終的には、歯槽骨(歯を支えている骨)を溶かしてしまって
歯がグラグラになり抜けてしまう、あるいは、抜かざるを得なくなってしまう
という病気になります。

この歯周病菌は、1種類ではありません。

元々、口の中には数百種類もの細菌がいますが
歯周病に関与している細菌(歯周病菌)は、10〜20種類ほどと
言われています。

慢性的な歯周病において、中心的なものは

・ポルフィノモナス・ジンジバリス
・トレポネーマ・デンティコラ
・タンネレラ・フォーサイセンシス

の3種類の菌が多くみられます。

これらの菌は『レッド・コンプレックス(red complex)』と呼ばれ
最も悪さをします

進行性の歯周病の場合には、上記の3種類に加えて

・アクチノバチラス・アクチノミセテムコミタンスが

妊娠時の歯周病では

・プレボテラ・インターメディア

が増える傾向にあります。

これらの歯周病菌が、歯ぐきや歯槽骨に感染し
それらの組織に炎症を引き起こします

そして、歯周病菌が最もたくさん存在するのが『歯周ポケット』の中です

 

歯周病菌の主な栄養源は、歯と歯ぐきの間の溝、いわゆる『歯周ポケット』内の
歯肉から出てくるアミノ酸です

その他には、唾液中のアミノ酸、食べ物と共に入ってくるショ糖(砂糖の主成分)、
ブドウ糖、果糖を栄養源としているものもあります。

では、どのようにすれば歯周病への対策ができるのでしょうか?

歯周病の原因は、歯周病菌だとお伝えしました。

しかし、この歯周病菌は単独で浮遊してるものは少なく
ほとんどは歯垢(プラーク)の中で生息しています。

そして、歯垢(プラーク)の中で繁殖、増殖しながら
一部の菌は、自力で泳ぎ(動き)歯周ポケットの奥深くへと
侵入していくのです。

どちらにしても、歯周ポケットの深い所を
歯磨きできれいにするのは、ほぼ無理なことです。

では、どうすれば良いのか?

それは・・・

歯周ポケットの入り口に付着している歯垢(プラーク)を
徹底的に除去してきれいにしておくことです

これで、歯周病にかからない、進行しないを実現することができます!!

ただ、一般の方々は、なかなかこの歯垢(プラーク)を
綺麗に取り去ることができません。

僕らプロからしたら、きちんと磨いて
歯垢(プラーク)を綺麗に取り除くだけのことなのです

それをするだけで、お口の中は綺麗になりますし
歯周病の治療や予防になります。

また、それだけでなく、むし歯も完全に予防することができます。

 

結局、綺麗に磨けていないから歯周病にかかるし
歯周病が進行するということなのです。

そのために必要なものは、歯ブラシ、歯間ブラシ、フロスなどです

私がお薦めしたいのは『音波ブラシ』です

当院でお薦めしているのは『ソニッケア』という音波ブラシです。
大体2万円ちょっとしますが、
皆さんが一生懸命磨いても落とせない歯垢(プラーク)を
音波の振動で綺麗に落としてくれます。

しかも、ブラシを根元に当てておくだけなので
ブラシの位置がズレることもなく
手で磨く時よりも確実に綺麗に磨くことができます。

市販のものをお使いの方々が、非常に多いのですが
実際に歯垢(プラーク)が落ちているかというとそうでもない

企業が売りたいがために宣伝しているものではなくて
ぜひ、プロがお薦めする本当に良い商品を購入し
正しい使い方で使用することが
歯垢(プラーク)をきちんと取り去ることに繋がります。

まさしくこれが、歯周病にならない、進行させない対策となります。

歯垢(プラーク)を綺麗に取り去ること!!

これをプラークコントロールと言います。
お口の中、全体を100%とすると
最低でも80%以上は磨けていて欲しいです

歯周病対策としてで言えば、90%くらいは磨けていないと
なかなか歯周病を防ぐことは難しいと感じます。

プラークコントロールの徹底が、
歯周病の対策の第一歩であり、最も重要なことです!!

<< 前のページに戻る

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA




診療スケジュール

当院へのお電話からの問い合わせは099-264-3718へ

診療時間
9:00〜12:30
14:30〜19:00
/
/
/
/
▲・・・土曜午後は14:00〜17:00
(最終受付は、平日18時、土曜16時)
※祝日がある週の木曜日は、全日診療いたします。
ご予約・お問い合わせはこちら
さとう歯科医院の外観
フッターオファー
© 2020 さとう歯科医院